福岡県北九州市の岩本内科医院は、世界的評価を受ける肝臓癌の手術・治療(門脈・動脈・同時塞療法)と、地域医療(訪問診療・往診等)の実践を行っています。

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レッドクリフ

2012.01.31

おはようございます。

日曜日、神戸から帰り、回診を済ませると疲れがでてきました。
こんな時は、家でのんびりビデオ鑑賞です。

歴史小説大好きの私は、中学時代、吉川栄治の三国志を
夢中で読んだものでした。
それで、赤壁の戦いを描いた、ジョン・ウー監督の
レッドクリフを鑑賞しました。


まず壮大な画面に圧倒され、戦いの迫力あるアクションに
惹きこまれました。孔明役の金城武、周瑜役のトニーレオンも
適役で、二人のやりとり、計略にはまりました。リンチーリン
ヴィッキーチャオの美しさ、可愛さにもはまりました。

昨日は、思わずパート2を続けて見てしまいました。
中村獅童も良かったのですが、関羽、張飛、趙雲役の
中国の俳優達も、いかにも歴史上の英雄らしく楽しめました。

それにしても、西暦200年の出来事ですから、中国の歴史の
すごさには、感動します。そのころ日本は、縄文時代だったのですから。
今の中国の勢いも感じられて、将来の日本が、少し心配になりました。

さてと、今日は手術が2例あります。
ガン張りますか!!
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早期肝癌の見解

2012.01.30

おはようございます。

昨日の肝血流動態イメージ研究会のシンポジウムの
信州大学の上田教授の基調講演で、早期肝癌への
一つの見解が示されました。

早期肝がんは、ある程度経過をみることができるもので
診断については、EOBMRIでの、low-lowまたはiso-lowは
早期肝がんの存在を示唆するもので、より確かにするためには
アンギオCTが必要である。とのことでした。

私の以前からの、主張とほぼ同じで、ある程度納得できるもの
でした。私は、EOBMRIの肝細胞相のlowは、あくまでも
正常でない肝細胞ですので、全てが腫瘍と思ってはいけないと
思っています。

医学は、日々進歩していきます。とくに画像診断機器の進歩は
目の見張るような進歩です。しかし、それを使いこなすには
きちんとした、臨床や病理の検討があってはじめて意味のあるものに
なっていきます。そういう意味で、この会は今後も続いていって
欲しいと思います。

帰りに、神戸の街を少しあるきましたが、震災から
みごとに復興しているのに感動しました。
長女が、武庫川女子大学に入学し、震災まもなく、瓦礫の中を
部屋探しに、神戸の街を歩いたのですから、、。
神戸にて1
東北の復興も強く願っていますが、今の政治のありようで
きちんとした復興ができるのか、危惧しています。

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混沌

2012.01.29

おはようございます。

今朝は、神戸のポートピアホテルにいます。
昨日から、肝血流動態イメージ研究会に参加しています。
神戸にて1 神戸にて2
学会にて1 学会にて2 学会にて3
今回こそは、早期肝癌やそれ以前の肝硬変の結節に
ついて、国際的コンセンサスに基づいて、きちんとした
討論がなされるものと、期待していましたが、
残念ながら、一部の病理の先生がたは、コンセンサスを
できるかぎり無視しようとされているようで、
混沌とした、議論の繰り返しでした。

しかし、なかには、大阪赤十字病院の喜多先生の発表の
ようにとても勉強になる発表もあり、やはり良い研究会と
思いました。

細い針生検では、早期肝癌の診断はとても難しいのです。
早期肝がんは、間質浸潤のある境界不明瞭な結節と定義
されましたが、早期肝がんとそれ以前の肝硬変の結節とは
病理形態的によく似ています。門脈域の取れない針生検で
この結節は、早期肝癌で、これは、過形成だと議論しあっても
ほとんど無意味です。

しかし、患者さんにとっては、大きな問題です。
それに基づいて、切除されたり、RFAをされたりするのですから
どのような治療も100%安全ということはないのですから、、。

私は、早期肝癌は、典型的肝癌になるまで経過を
見てもよいと思っています。典型的肝癌になるのに
0.8年から5.5年かかり、その間少し大きくなりことはあっても
転移はしませんでした。

混沌とした議論の中、
私は私の信じた道を進むしかないと思いました。

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EOBMRI診断の問題点、その3

2012.01.28

おはようございます。

肝臓の画像診断の進歩は、めざましいものがあり
種々のイメージ診断で小さな病変を検出することが
できるようになってきています。

今、注目されているのは、プリモビストを使用した
MRI検査(EOBMRI)です。プリモビストは、血流情報や
20分後の肝細胞相で、腫瘍など正常でない細胞では
取り込まれませんので、便利な造影剤です。

ところが、肝細胞相でとりこまれないのは、全て腫瘍と
誤解している、放射線科の先生が多いのです。

実際は、炎症や過形成結節でもとりこまれませんので
私の患者さんでも、膵ガン術後で、胆管炎をくりかえす方が
あやうく、抗がん剤治療されそうになったり、
癌でもない結節が、ガンと診断されたりしています。

早期肝癌の国際的コンセンサスを十分に理解されていない
病理の先生が意外と多いので、話はよけいに難しくなります。

今日の肝血流動態イメージ研究会でも、同じような
演題がいくつかでていますが、説得できるか、難しいのです。

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インフルエンザのシーズン

2012.01.24

おはようございます。

昨日あたりから、インフルエンザがみられるように
なりました。肺炎の患者さんも何人か来られました。

一人の中学生が、先週金曜日に発熱、救急病院で
インフルエンザAの診断で、イナビルの吸入をし
1度解熱したけれど、昨日、再び39度の発熱で
夕方遅く来ました。インフルエンザAが確認され
肺炎も併発していました。

さっそく、ラピアクタの点滴をし、小倉医療センターの
小児科を紹介し、入院してもらうことにしました。

ラピアクタは、インフルエンザに即効性があり
便利なお薬です。

昨日は、胃がんの患者さんを外科に紹介したり
早期胃がんの患者さんに、今日再検に来るように
連絡したり、治療後の肝癌患者さんが8人ほど
フォローに来られたりしましたが、幸いに
肝がん患者さん達は、皆再発ありませんでした。

なかなか忙しい外来で、昼休みありませんでした。
今日も、手術があります。

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