時代を作る
2018.01.10
おはようございます!
2代目ガンちゃん先生です
肝臓がん の診断や治療の進歩は
1970年頃に始まります
今日は、その頃から
肝臓がん診断や治療が
どのように変わり、
発展してきたかについて
データを探してみると
1970年代後半のデータがありました
これはちょうど、
私の父である初代ガンちゃん先生が
肝臓がん治療を始めた頃になります
この頃の
肝臓がんを患った患者さまの
5年生きられる可能性は
わずか3.7%・・・
肝臓がんは不治の病
気付いた時には
黄疸と腹水で命を落とす時代だった様です
最新ではありませんが、
これが2005年になると
5年生きられる可能性が42.7%に上がっています
約25年間で、劇的に
長生きできる肝臓がん患者さまが増えた事になります
具体的な期間で言いますと
1970年後半では
肝臓がんと診断されわずか3ヶ月(中央値)で命を落とし、
2005年では
それが50ヶ月(中央値)です
この変化には
まず、肝臓がんを早く見つけられるようになったこと
超音波検査・・いわゆるエコー検査
CT、MRI検査
血液で分かる肝臓がんの腫瘍マーカー
これらの発見・開発によって
沈黙の臓器と言われる肝臓に出来た
癌をいち早く見つける事が出来る様になりました
次に、肝臓がん治療の進歩です
1980年代から
肝臓がんの外科切除が進歩し始め、
岩本内科で行うカテーテル治療の一つ
門脈動脈同時塞栓療法の原型となる
肝動脈塞栓術が開発されました
加えて、肝動注化学療法が開発されます
1990年頃に、
経皮治療としてエタノール注入療法が、
2000年頃から
ラジオ波焼灼療法
その後、分子標的治療薬の開発
たくさんの治療手段の開発、進歩が
予後延長に貢献しました
これらを支えたのが、
初代ガンちゃん先生や
他のたくさんの情熱を持った医師たちなのです
先代たちの情熱・熱意が時代を作ったのです
そう感じると・・
もっとガンばらないといけない気持ちになります
負けていられません!
肝臓がんの診断や治療は進歩したとはいえ
いまだに
治療がうまくいかず、
提供された医療に納得できず
困っている患者さまが溢れています
全ての肝臓がんを治すことは難しい・・・
ですが、その中でも
満足のいく納得のいく治療を
提供できる医療を確立していかないと
それがこれからの
私たちがすべきことだと・・・
思います
燃えてきました・・・(笑)
ガンばりますか!