福岡県北九州市の岩本内科医院は、世界的評価を受ける肝臓癌の手術・治療(門脈・動脈・同時塞療法)と、地域医療(訪問診療・往診等)の実践を行っています。

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懐かしい味

2010.04.19

おはようございます。

久しぶりに「鳥のもも焼」が食べたくなりました。

以前「ガンちゃん先生自己紹介~私の小さい頃」にてご紹介いたしましたが
「鳥のもも焼」はとり天と並び、
親父のやっていた別府の「五味八(ごみはち)」の人気メニューでした。

当時の「五味八(ごみはち)」マッチです。
五味八マッチ
母は今でもこのマッチを大事に保管しています。
写真を撮るといったらおじいちゃんも喜ぶと嬉しそうに、
きれいなのがいいよねと言って箱の中から出してくれました。

当時、親父のやっていた食堂を毎日手伝っていましたが、
この「鳥のもも焼」の時は、
小学生の私にとって、重たいフライパンを使い
油を多めに入れるので、熱い思いをしながら
必死に焼いていたのを思い出します。


それでは、皆さんにもご紹介致しますね。

★ガンチャン先生料理レシピ その十四

1.「ガンちゃん流★鳥のもも焼」
<材料> 
 ・鳥もも肉(骨付き)
 ・塩
 ・油
 ・味の素(少々)

作り方>
1)鳥のもも肉(骨付き)に少し切れ目を入れ、
  塩をしておきます。
  (★ポイント:塩が肝心ですので、少なくとも30分以上前に
   塩をしておいてください。)
  鳥もも肉に塩をしておく

2)フライパンにたっぷりめの油を入れ、
  フタをして中火にして、鳥の中までしっかり火を通します。
  最後に強火にして皮をカリッと焼いたら出来上がり!!
  鳥を両面焼く 最後に強火でカリッと焼く

3)フライパンから鳥を取り出し
  油を切って両面に味の素をかけます。
  油をきって味の素を少しかける 両面にかける 鳥のもも焼完成

簡単ですが、とてもおいしいです。

塩味がうすいと思ったら、ポン酢をつけてもおいしいです。

90歳の母がおいしいおいしいと言って、
鳥ももにかぶりついていました。
親父の味を思い出したんでしょうね。

すごく満足の一日でした。
今日からまた、一週間ガン張りましょう!!


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私の講演会にて-2「医療機器の進歩」

2010.04.16

おはようございます。

昨日、先月の3月10日に行われました
私の講演会にて-1」をみなさんにご紹介いたしましたが
医学の進歩、特に画像機器の進歩についてもお話をいたしましので
補足として、引き続きご紹介いたします。

◆医療機器の進歩

30年前には、身体の中をみる道具はほとんどなく、
肝ガンと診断された時は、すべて進行ガンで
ほとんどの患者さんが退院することなく、
お亡くなりになっていました。

その後、エコー、CT、MRIの進歩により
現在では1.0cmの肝ガンは容易にみつけられるようになりました。

特にAngio-CTを使えば、ミリ(mm)大の肝ガンを
みつけられ、早期肝ガンであるかどうかさえ、わかります。

ガンちゃん先生は、
北九州で初めての全身型CT、全身型MRI、Angio-CTがある
病院にに就職し、それらがどのようにみえるか、
日々努力を重ねてきました。

切除してもらった肝臓やお願いして解剖させてもらった肝臓を
CTやMRIをとり、組織を調べさせてもらったりしました。

当時から一緒に頑張ってきた、本郷君を始めとする、
レントゲン技師の皆さんや病理の先生方、外科の先生方の
協力のおかげです。

その甲斐あって、画像をみる目は確かだと自負しております。

特に昨年、ガンちゃん先生の医院に導入した、
多列CTは、身体の中をいろんな方向からみることが出来、
血管、骨、脊髄、肝臓などそれぞれの中を
立体的にみることが出来ます。

ちなみに、ガンちゃん先生の診察室にはエコーがあり、
触診代わりにエコーをいたします。
(ほとんどのエコーは保険請求はしません)

おかげで、専門外ですが、妊娠6週や婦人科の臓器異常まで
わかるようになりました。

今はAngio-CTでSingleレベル、ダイナミックCTに夢中です。

本当におとなのおもちゃは高いですね・・・。


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私の講演会にて-1「肝癌の診断から治療まで」

2010.04.15

おはようございます。

以前、ななみさんから講演会の内容を
***********************************************************
開催日時:2010年3月10日(水)19時~
開催場所:リーガロイヤル小倉 3F「エンパイアルーム」
講演内容:「肝ガンの治療30年の経験 肝癌の診断から治療まで」
***********************************************************
教えてほしいというコメントを頂いておりましたので、
今日はそれについて簡単にまとめます。

◆私が30年以上、肝ガンの栄養動脈を塞栓する
 「TACE」という治療を続けて来たということ。

◆いつも他の治療と比較検討しながら、
 患者さんのためになっていることを常に確認しながら続けて来たこと。

◆技術の進歩、特にアンギオCTと細いマイクロカテーテルの進歩、
 そして私の30年以上の技術で、
 現在の「門脈・動脈同時塞栓療法」にたどり着いたこと。

◆この治療の結果、私が診てきた患者さんたちは
 他の治療と比較しながら約2倍、長命されるようになったこと。

◆3cm以下の肝ガンでは一回の治療で90%以上が消えること。

◆大きな副作用がなかったこと。

◆ガンちゃん先生は、今、日本中や世界中で広がっている
 RFAという治療がきらいなこと。
 その理由として、私のところに来ていた患者さんで
 お願いしてRFAをやってもらった7人の患者さん全て、
 治療部位から再発し、そのうち4人の患者さんは、
 わざわざ刺した胸壁にガンを広がらせたり、
 括種(ガンを広げたり)、リンパ節転移をおこしたりと予後が厳しく、
 まだまだ慎重に考えていく必要があるため

◆肝ガンの患者さんが、
 長期無再発であるためには、肝機能が正常である必要があること。

◆肝ガンに打ち勝つためには、一緒に考えてくれる最高の医師のもと、
 そして、支えてくれる家族とともに、負けずに頑張っていくこと。

など、わかりやすくご説明いたしました。

もし、肝ガンであるという診断をされたら、
出来る限り、ガンちゃん先生に相談して下さい。

何せ、30年以上も自分一人で責任をとる状態で
肝ガンと闘って来たのですから・・・。

いつも患者さんとともに患者さんにとってより良い方法を考え、
日々頑張っております。
これからも一緒に頑張って行きましょう!


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何もない肝臓から肝ガンに!?

2010.04.14

おはようございます。

はなみずきの花が咲きはじめましたね。
はなみずき全体 はなみずき

昨日の肝ガンの手術は、うまくいきました。

市内の大きな病院で5.0cmのガンに対し、
3回の治療を受けておられましたが、
残念ながらガンのほとんどは残っておりました。

患者さんは、インターネットで調べて
私のところに来られました。

肝ガンも5.0cmになりますと、
いろんなところから栄養動脈をひっぱってきて、
それらの栄養動脈を肝臓の能力に
影響の少ない、ごく末梢のレベルまで
一番細いマイクロカテーテルを押入し、
(その際、慎重にマイクロカテーテルを押入し、
AngioーCTで栄養動脈であるか、
また、患者さんの肝臓に負担が少ない範囲であるかどうか、
などを確認しながら)
昨日は、3本の末梢動脈を完全に門脈、動脈を塞栓しました。

手術は、約3時間かかりましたが
ガンは消えるでしょう。

今朝は身体の筋肉が張って痛みで
朝4時に目が覚めてしまいました。

最近、電子カルテのせいで目が疲れ
週に2回ある手術が今までよりこたえます。

患者さんたちにお願いなのですが、
他で治療を受けたガンは、治療がむずかしく、
特にRFAを受けたあとは、ガンの予後が悪いので、
出来る限り、肝ガンを診断されたら
最初にガンちゃん先生のところに来てください。

この患者さんは、
B型もC型もなく、慢性の肝疾患もなく、本当に何もない
肝臓から、肝ガンが発生した患者さんです。
最近このような患者さんが増えてきているようです。

やはり年に一度の定期検査はきちんと受けてください。

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専門医制度って

2010.04.13

おはようございます。

一昨日は、日本内科学会の専門医の維持のため、
東京で行われました、内科学会総会に参加していました。
飛行機から 飛行機から2 東京

「○○専門医制度」って何か意味があるのでしょうか。

私が、一人で開業する前後に専門医制度が作られ、
ガンちゃん先生は、肝臓学会、消化器病学会では
たくさんのシンポジスト(特別の発表者)をしたり、
発表をしたり、論文を書いたりしてましたので
専門医の資格は十分にありました。

当初、60人以上の肝臓ガンの患者をかかえて、
開業しましたので、「専門医」の維持のために
定期的に学会に参加することがむずかしいのではないかと思い、
より大きな範囲の消化器病学会の専門医のみとりました。

幸いに肝臓病を始めとする、
種々の患者さんたちに恵まれ、
たくさんの経験、知識、実績(発表したり、論文を書くことによって)
を得ることが出来、それと同時に、
内科医学会、消化器病学会の専門医を
維持することが出来ています。

本来、「専門医」というのは、
ある程度の経験や指導できる能力が必要で
なおかつその分野で実績を積んできている人のことだと
私は思っております。
ただ専門医を維持するためだけに認定単位を取得する目的で
学会に参加する人が多く、
日本の専門医制度はこれでいいのかどうか不思議でなりません。

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